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最優秀賞・小

小学生部門 最優秀賞

 
白い杖のおじさん
天童市立蔵増小学校 6年
森谷 理名
  
 私には、忘れられないことがあります。去年の夏、仙台駅であった白い杖のおじさんのことです。
 夏休みが始まってすぐ私はお母さんやおばちゃん、いとこ達と旅行にでかけました。久しぶりにいとこと出かけられてすごくうれしくて張り切っていました。
 
「朝ごはん何買う?」
 
お母さんと話していた時、お母さんのバッグが一人のおじさんに当たってしまいました。振り返るとそこには、白い杖のおじさんが立っていました。おじさんは、お母さんが話しかけるより先に
 
「すみません。すみません。」
 
と何度もあやまっていました。おじさんは悪くないのに。
 
「大丈夫ですか?ぶつかってすみません。」
 
お母さんが声をかけると静かにうなずき、ゆっくりと白い杖をつきながら歩いていきました。私達はおじさんにぶつかるまで点字ブロックの上で話していた事に気づきませんでした。私達はしばらくだまっておじさんの姿を見ていました。
 
「私、はじめて目の見えない人を見た。」
 
いとこが言いました。私もはじめて目の見えない白い杖の人にあいました。
 
「おじさんに悪いことをしたね。おじさんなんで何度もすみませんって言ったんだろうね。悪くないのにね。きっと今まで何度もぶつかって嫌なことを言われたり辛い思いをしたりしていたのかな。」
 
お母さんのその言葉に悲しい気持ちになりました。
 
 私はボランティア活動で車イスの人のお手伝いをしたりして車イスが通れるかなどを考えるようになりました。でも、家の周りに点字ブロックがないし、目の見えない人がいないため、点字ブロックのことを気にしていませんでした。点字ブロックってでこぼこしていて歩きにくいと思っていた自分がはずかしいです。点字ブロック上で話したり、あたりまえのように荷物を置いている人もいるけど、目の見えない人にとっては、転んだり、とても危険なことなんだと感じました。また点字ブロックは命を守る大切なものだとわかりました。
 
 おじさんと出会って、私達はもっと周りに注意しなければならないと思いました。ニュースで目の見えない人が事故にあったという話を聞きます。もうどう犬や点字ブロック、ホームドアなど目の見えない人を守るものはあります。でも、人を守れるのは人です。相手を気にかけて声をかけられると事故を減らせると思います。他の人に関心をもって自分から声をかけられるようにしたいです。

 

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