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平成31年 年頭に当たっての職員に対する知事あいさつ

知事室タイトル

 

平成31年1月4日

 
 皆さん、新年おめでとうございます。
 平成31年の新しい年が始まりました。
 年末寒波の大雪の後でしたので心配しましたけれども、比較的穏やかな元日となりましたので、職員の皆さんも清々しい気持ちで元日、新年をお迎えになられたことと思います。

 年は御代がわりの年であります。
 我が国において、平成から新しい元号へと変わる歴史的な年であります。
 昨年は「全国農業担い手サミット」、一昨年は「南東北インターハイ」と2年続けて本県にご来県されました皇太子殿下が新しい天皇陛下としてご即位され、まさに新しい日本がスタートする記念の年となります。
 大きな変化を前にして、今年の年明けは特に気持ちがわくわくと高揚しているような気がいたします。

 未来に向けて新しい一歩が始まる年でありますので、本県の「芋煮フェスティバル」が平成元年から始まったように、県内各地で県民の皆さんが地域活性化のために、何か新しいイベントや活動を始めるのに最適な年と考えます。
 山形を元気にするため、イノシシのように果敢にチャレンジしてもらいたいと思っておりますので、そうした動きがありましたら、各総合支庁や各部局の皆さんは市町村や業界と一緒になって応援してもらいたいと思います。
 
 干支はイノシシであります。
 イノシシといいますと、「猪突猛進」という言葉が真っ先に浮かびます。意味は「向う見ずに猛然と突き進む」とあります。
 勇気を持って行動するということは大変結構なことでありますけれども、正しい方向に突き進む必要があると思います。
 また、協調性が不足しがちということで、周りと協力・連携するのがカギになると思われます。
 トンネルやフル規格新幹線、空港、高速道路の整備など、本県にとっての課題が山積しておりますので、経済界など県内各界はもちろんのこと、市町村や近隣県とも協力・連携し、一体となって、取り組んでまいりましょう。
 
 そしてイノシシは、犬と同じくらい鼻が敏感で、神経質で警戒心が強く、子育てが上手で子孫繁栄、勇敢な動物ということであります。
 非、県内の若者の皆さんの希望が叶って、結婚や出産が増え、家族が幸せに暮らしてほしいと切に願っております。
 
 また、10月には消費税が10%に上がります。
 景気が落ち込まないよう、政府においては様々な対策を検討されているようでありますが、県としましても県民の皆さんや企業の方々がこの消費税率引き上げをなんとしても乗り切っていけるよう、出来る限りの対策を考えていかなければなりません。
 政府の今後の動向を注視し、市町村や業界とも対話しながら、県としてできることにしっかりと取り組んでまいりましょう。
 勝利や得財の神、摩利支天はイノシシに乗っているそうでありますから、イノシシのように素早く対処してまいりましょう。
 
 それでは、これまでの成果を踏まえながら、今年さらに飛躍を目指したい点をいくつかお話ししたいと思います。
 一つ目は、まもなく、東北中央自動車道の南陽高畠~山形上山間と東根~東根北間が開通いたします。開通後の本県の高速道路整備率は76%まで高まり、10年前私が知事に就任した当時は50%でありましたから、それを大きく上回ることになります。そして、いよいよ東北中央自動車道は、福島市から山形市までつながり、ひと続きのネットワークとして、効果が発揮される状態にまで出来上がります。
 特に、南陽高畠~山形上山間の開通により、南東北3県の県庁所在地であります福島市、山形市、仙台市が高速道路の環状ネットワークで結ばれることは、大きな意義のあることだと思います。3つの県都を結ぶ周遊ルートが形成され、観光誘客、交流人口の拡大や、産業振興に大いに寄与するものと期待をしているところであります。こうした交通インフラを最大限に活かして、県勢発展につなげてまいりましょう。
 今後とも一日も早く本県の高速道路ネットワークが完成するよう、県民の皆様や市町村と力を合わせて取り組んでまいりましょう。
 
 次に、新しい県民文化施設「山形県総合文化芸術館」がいよいよ今年の秋9月に竣工し、来年3月にグランドオープンを迎える予定であります。
 県内最大の2,001席の大ホールや県産品を取り扱うショップなどを有し、本県の文化芸術活動の拠点としてはもちろんのこと、様々な交流や魅力発信の拠点として、地域活性化に資する施設であります。
 県民の皆様が多様な文化に触れながら、憩い集う場として大いに利用され、末永く愛される施設となるよう、しっかりと進めてまいりましょう。
 
 また、10月から12月にかけては、「日本海美食旅(ガストロノミー)」をテーマとした「新潟県・庄内エリア デスティネーションキャンペーン」が開催されます。
 庄内には、出羽三山や城下町鶴岡、湊町酒田などの歴史・文化や暮らし、風土を背景に、地元の食材を活かした精進料理、フレンチ、イタリアン、海鮮料理などに加え、多くの酒蔵があります。多彩な食文化の魅力に溢れておりますので、多くのお客様からお越しいただいて、「おいしい食の都庄内」を堪能していただけるよう、交流人口の拡大にしっかりと取り組んでまいりましょう。
 こうしたDCの効果を山形県全域へ波及させることが大切でありますので、庄内はもとより、県民みんなでおもてなしの心でお迎えし、「美食・美酒県やまがた」を国内外に大いにPRしてまいりましょう。
 
 さて、県内は今、本格的な雪の季節を迎えております。
 昨年末に、自助・共助・公助による総合的な除排雪の推進、雪の利活用による産業振興や地域活性化などを柱とした「いきいき雪国やまがた基本条例」を制定しました。
 条例制定を契機に、県民の皆様の冬季の安全・安心に一層意を用いてまいりますが、一方で雪が降らない地域に住む国内外の方々にとって、雪は「ワンダフル」であり、「アメイジング」であります。それ自体が観光の目的となる、大きな観光資源であります。
 今年で4回目を迎える「やまがた雪フェスティバル」は、本県の雪まつりのオープニングを飾るイベントとして定着してきている感がございます。
 県内各地の雪まつり、蔵王温泉をはじめとするスキー場など、雪を活かした観光誘客を進め、インバウンド拡大に結び付けてまいりましょう。
 特に、昨年10月から今年2月まで運航中の、台湾との国際定期チャーター便で本県を訪れるお客様に、本県の美しい雪景色や美食・美酒、温泉などを満喫いただき、山形県の冬や雪の魅力を強く印象付けながら、リピーターの確保や新たな来県者の増加に結び付け、さらなる交流拡大を目指してまいりましょう。
 私は以前から申しているのですけれども、東北各県とも「雪国」が共通であります。互いに連携・協力しながらインバウンド拡大などに取り組んでいくことが非常に有効だと思っております。2月には、「雪と文化をテーマとした東北観光プロモーション会議」を本県で開催しますので、冬の東北のブランド化を推進してまいりましょう。
 
 ここで、国際経済情勢に目を転じますと、昨年12月30日、11カ国による環太平洋パートナーシップ協定いわゆるTPP11が発効しました。また、日EU経済連携協定につきましても、2月に発効する見通しであります。
 このため、今後は、よりグローバルな視点から本県経済の成長・発展を考えていかなければなりません。
 世界的に高い評価を受けている県産酒などの輸出拡大といった「攻め」の取り組みを展開するとともに、県産米の姉弟ブランド「つや姫」、「雪若丸」の評価を高めて更なる販売拡大につなげるなど、競争力の高い農林水産業の取り組みを強く推し進め、本県の農林水産業が持続的に発展するよう、対策に万全を期してまいりましょう。
 
 さて、4月からは、新たな在留資格制度が導入され、外国人労働者の受け入れが拡大されることとなっております。
 本県におきましても、県内の労働力不足が深刻な状況でありますので、外国人材の活用を進めていく必要があり、昨年末に、県内企業を対象に実施した「外国人労働者の雇用実態に関するアンケート」の結果を取りまとめ、公表いたしました。
 今後は、この調査結果等を踏まえ、県内の外国人の就労や受け入れにあたっての課題を十分把握し、引き続き政府の施策動向や県内企業等の意見も踏まえながら、外国人材の活用に向けた施策を展開してまいりましょう。
 
 次に、昨年9月、イメージキャラクターに人気俳優の田中圭さんを起用し、本県期待の県産米新品種「雪若丸」がさっそうと本格デビューを果たしました。
新食感に対する各方面からの評価も高く、上々のスタートとなりました。今年は、本格デビュー2年目を迎えることとなりますが、近年、日本全国の各産地から新品種が続々とデビューし、「ブランド米の戦国時代」の様相を呈しております。
 そういう中、本県が誇るトップブランド米「つや姫」と弟君「雪若丸」の相乗効果を図りながら、しっかりした粒感と適度な粘りが両立した新食感という「雪若丸」の特長を大いにアピールし、「つや姫」に続くブランド米としての評価を確かなものにしてまいりましょう。
 「つや姫」のデビュー当時は県民の皆様が一丸となって応援してくださいましたので、今日のトップブランド米としての評価が定着しつつあると感じているところです。是非、弟の「雪若丸」につきましても、県民の皆様から絶大なご支援、応援をお願いしたいと思っております。
 
 さあ、いよいよ、東京オリパラの開催まで1年余となりました。
 本県内では、現在、県と11の市、2つの町が14か国を相手国としてホストタウンに登録されており、事前キャンプの誘致や、相手国との交流事業に積極的に取り組んでおります。
県としましても、東京オリパラに向けて県を挙げて盛り上げ、美しい自然や歴史、文化、美食・美酒など、山形県の魅力を世界に発信していけるよう、しっかりと準備してまいりましょう。
 
 以上、目立つところをお話ししてまいりましたが、県行政は、そもそも県民の生活を支えるのが使命であり、目立たない仕事を県民に寄り添ってしっかりと進めなければならないのは言うまでもないことであります。
 私は、知事就任以来一貫して、「心の通う温かい県政」を基本姿勢に、ここ山形県で暮らし続けたいという県民の皆様の願いや想いを何よりも大切にしながら、活力あふれる山形県の実現に、全力で取り組んでまいりました。
 そのため、県民の皆様に、本県の将来ビジョンとして「自然と文明が調和した新理想郷やまがた」をお示ししております。
 この将来ビジョンの実現を目指して、「県民総活躍」「産業イノベーション」「若者の希望実現」「健康安心社会」「県土強靭化」の5つを県政運営の基盤として、各種施策をしっかりと進め、「やまがた創生」を一層拡大・加速してまいりましょう。
 施策の展開にあたりましては、若者、女性、高齢者、障がい者、外国人など多様な人材の育成・確保や活躍の場の拡大、消費税率引き上げ等に係る県民生活や産業活動への対応、市町村や近隣県、企業などとの多様な連携が欠かせません。
 山形県の価値を高め続け、県民誰もが山形らしい豊かさを実感できる県づくりを進め、東北の活性化や未来を拓く日本の創造に貢献してまいりましょう。
 その際には、「県民視点」「現場主義」「対話重視」を大切にしながら、県民の皆様のため、「山形みな家族」との思いで頑張ってまいりましょう。
 
 最後に、防災について触れたいと思います。
 近年、我が国は大規模な自然災害が頻発しておりますが、昨年も全国的に大きな災害が発生しました。西日本の豪雨や北海道の地震などは記憶に新しいところであります。
 昨日も熊本県で震度6弱の地震が発生したところであります。
 本県も例外ではなく、昨年に大雪や歴史的な大雨、渇水、台風に見舞われ、甚大な被害が発生しました。早期の復旧に向けて、政府や市町村と連携しながら、本県独自の施策を含め、様々な復旧対策に全力で当たるとともに、「災害に強い県づくり」を一層推進してまいりましょう。
 今後も、いつなんどき災害がやってくるかわかりませんので、官民一体となって、とっさの時に備えてまいりましょう。
 
 以上、年頭にあたっての所感を申し上げました。
 節目の年であります平成31年、2019年が、山形県にとって飛躍の年となり、全ての県民の皆様にとって希望と幸せを実感できる年となるよう、切に願っております。
 職員の皆さんには、ご自身の健康にも意を用いていただきたいと思います。
 皆さん、山形県民の幸せのため、やまがた創生のため、共に頑張りましょう。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 

 


 

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  • 31年1月4日掲載