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平成30年 年頭に当たっての職員に対する知事あいさつ

知事室タイトル

 

平成30年1月4日

 
 皆さん、新年明けましておめでとうございます。
 平成30年の新しい年が始まりました。
 今年は太陽が出て青空が広がり、誠に穏やかな元日でありました。職員の皆さんも清々しい気持ちで新春を迎えられたことと思います。
 また、箱根駅伝、昨日終わりましたけれども、優勝校のアンカーはですね、山形出身の選手でありました。正月早々本当に明るい話題であったなあと思います。

 今年は戌(いぬ)年であります。
 戌(いぬ)は「草木が枯れる」という意味や時期だそうでありますが、決して悪い意味ではなく、「次の新しい命につなぐ、新しい命を守る」という縁起の良い年なんだそうであります。
 最も一般的なところでは、犬は安産というのがありまして、私どもが妊娠した時は、戌の日を選んで腹帯を巻いた覚えがございます。
 今にして思いますと、犬の安産にあやかるだけでなく、「お腹の中の新しい命を守る」という意味もあったわけであります。この「安産」の年が、ぜひ、少子化対策にもつながればいいなという期待も持っているところでございます。
 さらに、新しいことをスタートするのに良い年、成長する年とも聞いております。私は今年も、山形県民の皆さんの幸せのために、県勢発展のために、ワンちゃんのように元気で駆け回りたいと気持ちを新たにしているところであります。

 さて、新しい年を迎えて思いますことは、山形県の価値を高め続けなければならないということであります。もちろん、本県には現在も誇るべき価値、財産が山ほどあります。数々の伝統文化や伝統芸能などが県内各地で受け継がれてきており、東日本随一の精神文化は日本遺産となりました。
美しく豊かな自然や田園風景、数多くの神社仏閣、そしてそこで繰り広げられるお祭りや伝統行事は、まさに日本の原風景ともいえるものであります。スペインをはじめとする欧州では、日本の原風景を見たい人が多いと聞いてまいりました。
 35市町村全てに湧き出ている温泉、54の酒蔵、14のワイナリー。さくらんぼをはじめ美味しい果物や野菜、つや姫をはじめとする米、17を数える蕎麦街道。県内各地で味わえる特色あるラーメン。上質な牛肉、豚肉。さらに芋煮や寒鱈汁などの郷土の食文化などなど。
 「美食県山形」として自信を持って、これまで以上に発信を強化する必要があると考えております。
 欧米では「食」をテーマに観光客を誘致する「ガストロノミーツーリズム」が注目されているそうですが、美食県山形だからこそ、温泉と郷土料理や地酒、あたたかいおもてなし、伝統文化や景観など、様々に組み合わせて国内外からの交流人口を増やせるのではないかと思っております。
 今こそ「美食県山形」をおおいにPRして、新しい山形伝説を創ってまいりましょう。

 さらに、今の季節ですと、蔵王の樹氷があります。本県は雪国であります。雪国に住んでいる私たちにとりましては、雪は正直厄介なものだと思います。雪下ろしや雪はき、そういったものは大変重労働でありますし、事故も後を絶たないわけであります。県民の皆さんの冬場の御苦労を思いますと、私も胸が痛くなります。雪の少ない地域に県民が移動する現象も起きていると、そういうことも聞いているところであります。
 しかしながら、だからこそ、子どもの頃を思い出してみて欲しいと思っています。雪が降ると、夢中になって外で遊びました。そりやスキー、竹下駄などで一日中駆け回って遊んでおりました。集団で、友達が集まってジャンプ台を作ったり、迷路を作ったりして遊んだ覚えもあります。
 雪が降らない国の人々にとりましては、雪は魅力あるものなんだそうであります。つまり、貴重な観光資源になり得るというわけであります。
 冬になると必ず空から舞い降りてきて、春になると溶けてなくなってしまう雪であります。 そういう、いわば天からの贈り物ともいえる雪を上手に活用して、発想を転換して上手に活用して、冬の観光を底上げすることができると思っております。
 雪で地域経済を活性化する取組みを、ぜひ知恵を絞って進めてまいりましょう。新しい山形の雪国伝説を、官民一体となって創ってまいりましょう。

 また、蔵王といえば、「世界の蔵王」を復活させるべきと考えます。
 東京ドーム60個分の広さを誇るスキー場。14のゲレンデ。パウダースノーと喜ばれる特上の雪質。開湯1900年を超える温泉。世界的に希少価値のある樹氷。
 さらに最近では、齋藤茂吉の文学の道が整備されつつありますし、桜並木も植栽されつつあると聞いているところであります。
 夏は夏で涼しいので避暑地に最適でありますし、秋の紅葉(もみじ)も燃えるように美しいです。今こそ、全国に向けて、世界に向けて、蔵王の価値をPRし直すべきと考えます。新しい蔵王伝説を、関係者の方々と共に創ってまいりましょう。

 庄内地方では、鶴岡市に「サイエンスパーク」が出来上がりつつありまして、まさに新しい庄内伝説が花開こうとしております。私たちは彼ら若者の活躍をあたたかく見守っていきたいと思います。

 置賜地方では、有機ELをどう花開かせるのか。20年以上かかって開通にこぎつけた日本一長い無料トンネルをどう活用していくのか。地域の魅力あるまちづくりが問われていると思います。

 最上地方では、やはり、縦軸の高速道路が着々とつながりつつあるわけであります。横軸であります地域高規格道路が将来整備されることも見据え、最上の交流人口を増やすための戦略をどう描き、どう進めていくのか。

 それぞれの地域で、まさに生き残りをかけて、地域に住む方々が主体となって、市町村と県とが更に連携を強め、新しい地域伝説を創っていかなければならない時だと思っております。

 新年にあたり、課題ばかり申し上げましたが、本県では今年も様々なイベントが催される予定であります。
 まず、2月の初めには3回目となる「やまがた雪フェスティバル」が開催されます。同じ時期に、東北では初となる「国連世界観光会議」が本県で開催されます。テーマが「雪と文化」でありまして、雪国山形を世界に向けておおいに発信する機会となります。ぜひ、本県の経済、観光などの交流拡大に結び付けてまいりたいと考えております。

 それから、5月頃になるかと思いますが、IWCインターナショナル・ワイン・チャレンジ「SAKE部門」審査会を誘致している最中であります。これが実現すれば、都道府県で初めて地理的表示GI「山形」の指定を受けた本県が、「酒処山形」として、国内外に知名度向上を図る絶好のチャンスだと考えております。

 また、外航クルーズ船につきましては、昨年に引き続き今年も酒田港への寄港が決まっております。「コスタ ネオロマンチカ」が3回寄港予定と発表されておりますが、新たにダイヤモンド・プリンセス」も2回の寄港が予定されているところであります。昨年の経験を活かして、本県らしい、心に残るおもてなしでお迎えし、今後の更なる外航クルーズ船の受入れ・定着につなげ、地域経済活性化を図ってまいります。

 そして秋には、「第21回全国農業担い手サミット」の本県での開催が決まっております。このサミットは、平成10年に、認定農業者数が全国一多かった本県酒田市の認定農業者会議が自主的に全国に呼び掛けて始まったものであります。現在は、認定農業者をはじめとする全国の農業の担い手の皆さんが一堂に会し、農業経営の現況や課題についての認識を深め、農業者自らの経営改善に資するとともに、地域農業・農村の発展に寄与する機会として開催されております。
 サミットでは中央交流会や式典のほか、県内各地に分かれての地域交流会も予定されておりますので、全県あげて、おもてなしの心で参加者の皆さんをお迎えしたいと考えております。

 これらのイベントを通して、全国各地そして世界からたくさんの方々が本県を訪れます。山形県の魅力を存分に味わっていただけるよう、しっかりと取り組んでまいりましょう。

 さて本県は人口減少をはじめ、多くの課題が山積している状況でもありますので、「山形創生」の取組みを全力で進め、「自然と文明が調和した新理想郷やまがた」を実現していかなければなりません。産業振興と人材育成というのは不可欠でありますし、北の脅威も忘れてはなりません。
 「心の通う温かい県政」を基本姿勢に、県民のための県政を推し進め、県民の皆さん一人ひとりが喜びと幸せを実感し、生き生きと輝いて生きていける、「住んで良し、訪れて良し」の山形県を、皆さんと共に創っていきたいと考えております。

 結びになりますが、2月に開催されるピョンチャン・オリンピックのスピードスケート部門に本県ゆかりの若者4人が出場するというのは本当に喜ばしい限りでございます。ぜひ、メダルを獲得できるよう、リンクの上を力強く駆け回ってほしいと期待をしているところであります。
 それから、「雪若丸」という本県の新しい米が全国デビューする“雪若丸元年”でもあります。そういうことで、「つや姫」同様、「雪若丸」が多くの消費者の皆さんから愛されるブランド米となるよう、しっかりと取り組んでまいりましょう。

 元気よく駆け回るためには、健康づくりも欠かせません。大切であります。日頃から、皆さん御自身の健康にも充分御留意をしていただきたいというふうに思っております。
 本年が、皆さんにとりまして、喜びと希望に満ちあふれ、幸せ多い一年となりますよう御祈念申しあげまして、新年のあいさつといたします。
 皆さん、山形創生のため、一緒に頑張りましょう。今年もよろしくお願いいたします。
 

 

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  • 30年1月9日掲載