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平成28年度当初にあたっての職員に対する知事あいさつ

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平成28年度当初にあたっての職員に対する知事あいさつ

平成28年4月1日

 

皆さん、おはようございます。

春の訪れが例年になく早いようでありますが、本日から、平成28年度のスタートです。新体制でのスタートとなります。

 

新たな気持ちで、「県民の皆様のために」という根本を忘れず、気を引き締めてしっかりと業務にあたってください。皆さん一人ひとりが、山形県の営業マンなんだという気概を持って県政に取り組んでいただくことが、県勢の発展につながると考えておりますのでよろしくお願いいたします。

 

さて、本県では、最近、明るい話題が様々見られます。

まず、山形空港でありますが、今年の3月27日から山形~名古屋便が増便され1日2便運航となりました。山形~羽田便につきましても朝夕の1日2便運航が3年延長となり、さらに、山形空港開港以来の定期便搭乗者数が1,500万人を突破したところです。

また、酒田港では、平成27年の国際定期コンテナ航路の貨物量が22,028TEUと、2年連続で過去最高を更新しました。そして、昨年12月から国際定期コンテナ航路が航路開設以来、初めて週7便運航に増えているところです。

さらに、高速道路や地域高規格道路につきましては、昨年11月に、新庄古口道路と余目酒田道路の一部が開通するなど、やまがた創生の基盤となる高速道路ネットワークの完成に向けて着実に整備が進展しております。国道347号も今年中、平成28年中に通年通行となる見通しであります。

一方、雇用情勢も改善が続いておりまして、有効求人倍率が26ヶ月連続で1.1倍を超える高い水準となっております。とりわけ高校生の就職内定率は、記録が残っている平成14年以降で最高となっているところです。これからは、正社員採用を増やすといった質的な内容が課題になるものと考えております。

また、平成27年の工場立地件数が16件でありました。これは東北第2位で、前年度よりも8件多くなっており、順調に推移しております。

このように、県内経済にとって明るい話題が続く中、皆さんとともに新年度を迎えることができますことを、大変喜ばしく思っております。

 

私は、平成25年、2期目にあたり、本県の恵まれた地域資源を活かし、山形らしい新しい成長をしっかりと実現していかなければならないという強い決意を込めて、「自然と文明が調和した理想郷山形」という将来ビジョンを県民の皆様にお示しして、皆さんと一緒に「産業振興」、「地域再生」という2つの視点を重視しながら、4本の成長戦略に取り組んできております。

成長戦略の1本目が「中小企業の振興、世界最先端の技術で産業形成、企業誘致、観光立県」、2本目が「食産業王国やまがたの実現」、3本目が「エネルギーで地域経済活性化・産業振興」、そして4本目が「福祉・医療・教育の充実」であり、これら4本の成長戦略すべてが雇用の創出を目的としております。

まさに本県がこれまで推し進めてきた山形県づくりが、政府の提唱するところの地方創生と方向性を同じくするものでありますので、追い風だと思っているところであります。

 

昨年10月には、多くの皆様からご意見をいただき、県民の皆様の総力を結集して、「やまがた創生総合戦略」を策定いたしました。

「やまがた創生総合戦略」には、「豊かな山形の資源を活かして雇用を創出」、「山形に住もう・帰ろうプロジェクトを推進」、「若い世代の結婚・出産・子育ての希望を実現」、「安心と活力ある地域を創出」という4本の基本目標と様々な数値目標を掲げ、具体的な施策もお示したところです。

その中でも本県の特性を最大限に活かし、特に力を注ぐものとして、「6次産業化を推進し『食産業王国やまがた』を実現」、「森のエネルギー、森の恵みを活かし『やまがた森林ノミクス』を推進」、「“日本一の三世代同居”で子育て支援」など、やまがた創生をけん引する取組みとして「挑みの八策」を掲げております。

 

今年度は、この「やまがた創生総合戦略」をしっかりと前進させる年であり、当初予算も「やまがた創生前進予算」と名付けました。これにより、4本の成長戦略をさらに加速させ、人と地域が輝く「やまがた創生」に果敢に取り組んでまいります。

「やまがた創生」を成功させるためには経済面と精神面の両面からアプローチすることが大切だと考えておりますので、郷土への愛着や誇りを育む教育にも力を入れてまいります。

地域、地方が元気になってこそ、日本が元気になります。

山形県をより一層元気にするため、すべての県民の皆さんと一緒になって「やまがた創生」に取り組んでまいりたいと考えております。

 

昨年度は、「山形県が世界に打って出る年」として、日台観光サミットが東北で初めて本県で開催されたほか、イタリア・ミラノで開催された国際博覧会に県として出展し、おいしい食や豊かな文化といった本県の魅力を大いにアピールしてまいりました。また、台湾、シンガポールでトップセールスを行い、観光誘客の促進や県産品の輸出拡大に向け、尽力してまいりました。

こうした取組みにより、台湾におきましては、チャーター便が、この冬から春にかけて22便運航され、たくさんの台湾のお客様にご来県いただいたほか、昨年6月から、本県農産物の常設販売を行っている高雄市の百貨店では、今年度も常設販売を継続していただくなど、観光誘客の促進や農産物の輸出拡大に大きな弾みがつくものと期待しているところです。

また、シンガポールからも、山形~羽田便を利用した団体ツアーでご来県いただき、今後の観光誘客促進に向け、大きな手応えを感じているところです。

海外誘客いわゆるインバウンドにつきましては、平成31年に20万人という倍増の数値目標を掲げておりますので、受け入れ体制を整備しながら、しっかりと取り組んでまいりましょう。

 

さて、今年度は、9月に「全国豊かな海づくり大会」、10月には「技能五輪全国大会・全国アビリンピック」が本県では初めて開催されます。大会の成功はもちろん、ぜひ皆さんには、温かいおもてなしの心を持って、来県される皆様をお迎えするとともに、本県の魅力を大いにアピールしていただきたいと思っております。

 

そして、東日本大震災の発災から5年が経過いたしました。本県には、いまだ3千人を超える方々が避難生活を続けておられます。

現代を生きる私たちに大きな教訓をもたらした東日本大震災を風化させることなく、東北の一員として、引き続き避難者の皆さんの心に寄り添いながら、一緒になって東北全体の復興、日本の再生に貢献してまいります。

 

私は、知事就任以来、「心の通う温かい県政」を基本姿勢として、ここ山形県で暮らし続けたいという県民の皆様の願いを何よりも大切にし、県民の生命(いのち)と生活を守ることを最優先に、活力ある山形県の実現に向けて、全力で政策を進めてまいりました。

 

県行政におきましては、その基本は「人」であると思っております。皆さん一人ひとりが持てる力を十分に発揮していただくことが大切です。

皆さんには、引き続き「県民視点」、「現場主義」、「対話重視」この3点を基本的な意識・姿勢として、業務に取り組んでいただきたいと思います。

それでこそ、現場の実情や課題を正面から捉え、危機感を共有し、県民の皆様と思いを同じくして今後の発展に向けた具体の施策を立案・実行することができると考えております。

 

最近、県内の木質バイオマス発電所を視察してきましたが、そこではイノベーション、いわゆる技術革新が起きておりました。社長さんと大学教授が力を合わせて考案した機械を使って、木質チップの水分を60%から40%に低下させておりました。3億5千万円かかったそうであります。世界ではじめての機械と聞きました。これは現場に行って初めてわかったことであります。ちなみに、林業と工業の連携、林工連携につきましては、先般、政府に提言をしてまいりました。まだまだ、可能性が大きいと思っております。

 

また、職場でのコミュニケーションは大変重要でありますので、「報告」、「連絡」、「相談」のホウ・レン・ソウをしっかりと実行してください。

縦割りでなく、横串を通しての連携がますます重要になってきておりますので、柔軟な組織運営を心がけていただきたいと思います。

常に、「県民の皆様のために」という目的をしっかりと意識し、チームワークを大切に、スピード感を持って、業務に当たっていただきたいと思います。

 

本県には冒頭申し上げたような、明るい話題もありますが、困難な生活を送っている方々もおられますし、今朝のニュースで今日からいろいろな物が値上げされるということです。さらには、消費税増税や、TPP発効を見据えた対策など課題も山積しております。天災もいつ襲ってくるかわかりません。どのような状況になっても柔軟に対応し、チーム力を最大限に活かして乗り切ってまいりましょう。

 

結びになりますが、まずもって健康がなによりも大切であります。

日頃支えてくださっている御家族の皆様に感謝の気持ちを伝えながら、くれぐれも健康に留意して仕事に励んでいただきたいと思います。

 

繰り返しますが、皆さん一人ひとりが山形県の営業マンなんだという気概を持って、県民の幸せのために、県勢発展のために、私と一緒に頑張っていただきたいと思います。

 

皆さん、ともに手を携え、県民の皆様、市町村とともに、一人ひとりが、喜びと幸せを実感し、輝いて生きていける、「住んでよし、訪れてよし」の山形県づくりに全力で取り組んでまいりましょう。よろしくお願いいたします。


 

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  • 2016-04-04掲載